観光DXの未来を多摩市で実証:SeiRogaiが東京都スタートアップ社会実装促進事業(PoC Ground Tokyo)での革新的取り組みを発表!

VR体験からその場で予約・購買へ。観光の常識を変えるDX技術を実証

株式会社SeiRogaiは、2025年3月13日、東京都スタートアップ社会実装促進事業(PoC Ground Tokyo)の成果報告会にて、多摩市と連携して進めてきた観光DXプロジェクトの成果を発表しました。

「東京都スタートアップ社会実装促進事業(PoC Ground Tokyo)」の成果報告会に登壇したSeiRogaiの代表取締役COO兼共同創設者のリン・レイチェル(右下)
「東京都スタートアップ社会実装促進事業(PoC Ground Tokyo)」の
成果報告会に参加した採択企業20社

このプロジェクトでは、VR360度映像とEC機能を組み合わせた特許出願中の技術を活用し、ユーザーが没入感のあるバーチャル体験を楽しみながら、その場で宿泊予約や地域産品の購入に繋げられる新しい観光モデルの開発に取り組んできました。

公式プレスリリースはこちらをご覧ください:https://presswalker.jp/press/81460

「PoC Ground Tokyo」採択から始まった2年間の挑戦

SeiRogaiは、2023年度に「東京都スタートアップ社会実装促進事業(PoC Ground Tokyo)」に採択され、2年間にわたり、多摩市を実証地域として、観光DXの社会実装に挑戦してきました。

初年度には、地域の歴史・文化・自然を360度で体感できる「多摩市VR360度バーチャルツアー」を制作しました。

翌年度には、ツアー体験中に“その場で予約・購入”へ進めるEC機能の搭載と、ユーザーが自然に行動へ移れるUI/UXの改良や導線設計を進めました。

また、これまでの取り組みとして、府中市と連携して「府中市VR360度バーチャルツアー」も制作しており、多摩エリア全体で観光DXの取り組みを広げています。

▶「府中市VR360度バーチャルツアー」体験はこちら

特許出願中の新技術:VR内でシームレスな予約・購買を実現

SeiRogaiが開発した観光DXプラットフォーム「Global Virtual Travel」は、VRツアー中に表示されるリンクから外部の予約・購入ページに即アクセスできる仕組みを搭載しています。

特に以下の技術が、観光体験の質と商業性の両立を可能にしています。

API連携: 外部ECサイトと「Global Virtual Travel」ページをシームレスに接続

VRツアー内リンク埋め込み(特許出願中): VR映像内に予約・購入リンクを直接埋め込み、スムーズな遷移でコンバージョン率向上を実現

実証実験で見えた観光DXの可能性

日本旅行に関心の高い国内外のユーザー102名を対象に「多摩市VR360度バーチャルツアー」を体験してもらい、開発中のEC機能デモを含めたアンケートを実施した結果、以下の成果が確認されました。

地域への理解と関心の向上:
 
VR体験後、82%のユーザーが「多摩市の観光地理解が深まった」と回答

予約行動意向の向上:
 VR体験後、90%のユーザーが「関連サイトを訪問したい意向が高まった」と回答

没入感とエンゲージメント向上:
 80%が「楽しかった」と回答(うち55%は「非常に楽しかった」)。ストーリーテリングとナレーションにより関心と没入感が向上

使いやすさ・操作性の評価:
 80%が「プラットフォームは使いやすい」と回答し、操作性と予約サイト連携のスムーズさが好評

これらの結果から、VR体験を通じて地域理解を深めながら興味を高め、実際の予約行動に繋げる観光DXの可能性が示されました。

官民連携の成功事例

プロジェクト期間中には、多摩市長を招いた記者発表会も開催し、地域関係者や観光施設と連携を深めながら取り組みを推進しました。官民連携による観光DXモデルのロールモデルとして注目を集めました。

記者発表会写真:SeiRogai COOリン・レイチェル(左)、阿部市長(中央)、
SeiRogai CEOユエン・サムミヨル(右)

【実証実験協力先】

多摩市役所

パルテノン多摩

長谷工マンションミュージアム

東京都埋蔵文化財センター

スタジオメガネ

さらに、この取り組みについてはSeiRogai代表取締役COOのリン・レイチェルが雑誌「経済界」のインタビューでも触れ、日本文化への想いや地方創生・伝統工芸支援の取り組みについて語っています。

▶雑誌「経済界」インタビュー記事はこちら

今後の展望:多摩から世界へ、観光DXの全国展開へ

SeiRogaiは本実証実験の成果を活かし、2025年末までにEC連携機能を搭載した正式版「Global Virtual Travel」プラットフォームを国内外へ展開する計画です。これにより、バーチャル体験で高まった興味をそのまま地域産品や旅行商品の購入へと繋げる“体験型越境ECモデル”の構築を目指しています。

さらに、多摩イノベーションエコシステム促進事業の支援を受けながら、大学・自治体・地域事業者と連携し、VRを活用した多摩地域の大学巡りツアーサービスの事業構想も進めています。この取り組みにより、多摩地域の観光振興と大学進学者の増加を後押しし、地域活性化に繋げていく考えです。

また、シニア層や障がいのある方、経済的な理由で旅行が難しい方々にもVRを通じて旅行体験を届ける「インクルーシブ観光」の推進を図り、誰もが旅を楽しめる未来の実現にも貢献してまいります。

「多摩市VR360度バーチャルツアー」公開中!

「多摩市VR360バーチャルツアー」は、SeiRogaiのバーチャルツアープラットフォーム「Global Virtual Travel」にて無料で体験可能です。

Global Virtual Travelの多摩市のページ:https://www.globalvirtualtravel.com/ja/japan/tokyo/tama/

「多摩市VR360度バーチャルツアー」のチラシ

「Global Virtual Travel」について:特許出願中のVR技術を用いたDXサービス

SeiRogaiのバーチャルツアープラットフォーム「Global Virtual Travel」は、海外のお客様に日本の隠れた魅力を知っていただく最適な機会を提供しています。

Global Virtual Travelは、ストーリー性と教育性に重点をおいたツアーを楽しむことができる、最高のプラットフォームです。

平面の動画ツアーでは体験できない臨場感のあるバーチャルツアーで、海外の人々にも日本の魅力をもっと知ってもらうことができます。

無料サインアップで、すぐに利用することができます。

ぜひ、Global Virtual Travelをご利用ください!

株式会社SeiRogaiについて

SeiRogaiは、メディア・プロダクション、広告、ブランディング、メディアテクノロジー、ビジネスコンサルティングを専門とする東京のスタートアップである。多様なメディア制作サービスをワンストップで提供することで有名な同社は、あらゆる規模の企業に戦略的コンサルティングサービスも提供している。各業界の経験豊富なエキスパートで構成されるSeiRogaiのチームは、クライアント独自のニーズに対して包括的な視点を提供している。

また、東京都が選ぶ「ネクストユニコーン」スタートアップの上位15社に選ばれた。SeiRogaiTVやGlobal Virtual Travelなどの革新的なプロジェクトを通じて、没入型体験の展望を再定義するメディアテクノロジーソリューションをリードし続けている。

【会社概要】

社名:株式会社 SeiRogai

本社所在地:〒106-0032 東京都港区六本木 6-1-20 六本木電気ビル5階

代表取締役:ユエン・サムミヨル、リン・レイチェル

設立: 2019 年

HP:www.seirogai.jp

主な事業内容:

1. 映像制作・動画制作サービス (VR360 度ツアーを含む)

2. テレビ番組や映画のインターネット配信サービス

3. マーケティング 、ブランディング、広告宣伝、イメージプランニング

4. 専門サービスやビジネス・コンサルティング(市場調査、海外展開支援、創業支援)

5. VR 配信システム及び DX デジタルプラットフォームの開発・構築・提供

6. 地域観光・企業の海外向け情報発信サービス 他

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SeiRogai代表・リン・レイチェルがビジネス誌『経済界』に掲載されました!

株式会社SeiRogaiのCOO兼共同創業者であるリン・レイチェルが、ビジネス・経済誌『経済界』の人気インタビューシリーズ「燦々トーク」にて、2025年5月号に登場しました。

「仕事の醍醐味は、毎日新しい出会いと発見があること」と語るリンの想いや、これまでの取り組みについて紹介されています。